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PlayerOne Artemis-M Pro

Artemis(アルテミス)-M Proは、SONY製IMX492 フォーサーズフォーマットセンサーを搭載した4680万画素の冷却CMOSカメラです。

希望小売価格:オープン価格

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製品特長

SONY製IMX492センサー搭載

IMX492はSONY製の4680万画素フォーサーズフォーマットセンサーです。1ピクセルあたり2.315μmと高解像度です。裏面照射型の受光素子により、最大約90%の高い量子変換効率と低読み出しノイズを実現しています。ビニングモードを切り替えることで、全く特徴の異なる2つの撮影モードを使用することができます。


IMX492センサーの特長

IMX492センサーはIMX294(カラー)センサーのモノクロ版で、解像度は4倍です。4画素を1ピクセルとしてまとめているクワッドベイヤー構造を解除し、ピクセルのピッチを細かくしてより高解像度な撮影に使用できます。また、IMX294と同じように1ピクセル4.63μmの1170万画素モードでも撮影ができ、感度と飽和電化容量が向上します。このように、1つのセンサーで2つの異なる特性を使い分けることができます。

ハードウェアビニング

IMX492センサーは回路上にハードウェアビニング機能を搭載した数少ないセンサーの一つです。ビニング1は1ピクセル2.315μmの高解像度モードです。ビニング2を選択するとセンサーの回路上で4ピクセルの信号が束ねられ、1ピクセルは4.63μmとして機能します。ビニング2では感度が向上し、ノイズも大きく抑えられるため、暗い天体の撮影に適しています。

可変ADC(アナログデジタル信号変換回路)

IMX492ビニング1モードでは内臓ADCの分解能は12bit(4096階調)ですが、ビニング2モードでは14bit(16384階調)へと拡張されます。ビニング1モードではゲイン(gain)は110以上で動作します。



デュアルTEC冷却システム

2つのTEC(冷却素子)を用いてセンサーを冷却するデュアルTEC冷却システムを搭載しています。センサーチャンバーの構造の最適化、テフロンスペーサーによる伝導熱(ヒートバック)の軽減、大型ヒートシンクによる効率的な排熱により、最大で外気温-40℃の強力な冷却が可能です。また、冷却による結露を防ぐための結露防止ヒーターを内蔵しています。



先進的なUSB Type-Cを採用

カメラとパソコンの接続にはUSB-AやUSB-Bより先進的な規格であるUSB3.0 Type-Cを使用します。USB Type-Cにはコネクターの裏表の区別がなく、迅速で確実な接続が可能です。オートガイダーなどのアクセサリー用のポートも採用しており、接続にはUSB2.0 Type-Cを使用します。




合理的な筐体設計

直線と曲線を織り交ぜたデザインのボディは、見た目の美しさだけではなく、カメラを取り扱う上でも使いやすい工夫に溢れています。美しい天体写真を撮影する際、東西南北の軸に対するセンサーの長辺、短辺の直交性は重要です。Artemisのボディにはセンサーの辺に対応する位置にボディの平面があり、セッティングや構図の変更時に、容易に角度を合わせることができます。 また、望遠鏡との接続部分は円形になっており、一部のプライムフォーカス鏡筒に使用した際に回折光を円形に保ち、星像に与える遮蔽の影響を最小限にとどめる効果が期待できます。


取り扱いやすいセンサーチルトプレート

カメラを望遠鏡に取り付けた状態でも簡単に操作ができるチルトプレート形状を採用。各辺に対応した位置に調整ネジがあり、スケアリングの調整に際してより直感的に傾きを修正することができます。チルトプレートと本体の間には遮光性に優れたシェーディングパッドが装着されており、隙間からの迷光の心配はありません。



デッドピクセルサプレッション(DPS)テクノロジー搭載

DPSテクノロジーが搭載されたPlayer Oneのカメラは、ホットピクセルやクールピクセル等の欠損画素(デッドピクセル)を自動で判別し、カメラ内部のメモリへ記録することで撮影時に自動的に補正を行います。これによりデッドピクセルを大幅に抑制することができます。

DDR3 512MB大容量キャッシュメモリ搭載

本体内部に512MBの大容量DDR3キャッシュメモリを搭載しています。フレームのドロップを回避し、読み出しを安定させることでリードアウトノイズやアンプグローを大幅に減らす効果があります。

HCG(high conversion gain)モード

Player Oneのカメラには独自のHCGモードが装備されています。HCGモードは、ハイゲイン設定時に読み出しノイズを大幅に低減し、低ゲインと同じ高ダイナミックレンジを維持できます。

 

キャプチャーソフトでの使用について
2023年7月時点で、Player Oneの冷却CMOSカメラをネイティブサポートしているのはSharpcap4.1(β版)以降です。Sharpcap以外のキャプチャーソフトをご使用の場合は、ASCOMプラットフォームと、Player One社の無償配布するASCOMドライバーをインストールすることで使用可能となります。

製品仕様

商品名 Player One Artemis-M Pro
CMOSセンサー SONY IMX492 裏面照射型モノクロCMOSセンサー
フォーマット フォーサーズ(19.2mm×13mm)
解像度 8288×5648約4680万画素(ビニング1)/
4144×2824約1170万画素(ビニング2)
ピクセルピッチ 2.315μm×2.315μm(ビニング1)/
4.63μm×4.63μm(ビニング2)
シャッター ローリングシャッター
シャッター速度 32μs~2000s
QE 約90%
飽和電荷容量 18,600e⁻(ビニング1)/
65800e⁻(ビニング2)
A/Dコンバーター 12bit(ビニング1)/ 14bit(ビニング2)
読み出しノイズ 7.7-1.46e⁻(ビニング1)/ 7.8-1.2e⁻(ビニング2)
HCGモード 120~(ビニング1/ビニング2)
FPS 33(最大)
保護ガラス ARコートクリア(直径φ46mm/厚さ2mm)
フランジバック 17.5mm / 12.5mm(チルトプレート取り外し時)
データポート メインケーブルUSB3.0(Type-C)、アクセサリーUSB2.0(Type-C)
電源 DC12V 3A(最大) 内径φ2.1mm外径φ5.5mmセンタープラス
冷却能力 外気温-40℃±2℃
動作温度 -10℃~60℃
動作湿度 0%~80%
内部キャッシュ 512MB DDR3
接続規格 M48×P0.75mmネジ/31.7mm差し込み
質量 約650g
筐体最大直径 90mm
対応OS Windows7,8,10,11
付属品 カメラ本体、USB3.0Type-C to Aケーブル(2m)、USB2.0Type-C to Cケーブル(0.4m)、USB2.0Type-C to Aケーブル(0.4m)、六角レンチ、セミハードケース、ハンドブロワー、31.7mmアダプター、ケーブルバンド、予備ネジ、M48-20mm延長筒、M48-17.5mm延長筒
◆センサー特性(ビニング1)


◆センサー特性(ビニング2)

※製品仕様は、改良などにより予告なく変更する場合があります。

※記載されている会社名・製品名は各社の商標または登録商標です。

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