「Player One」天体撮影用CMOSカメラ・オプション発売のお知らせ

株式会社サイトロンジャパン（代表取締役：渡邉晃、本社：東京都新宿区）は、Player One Astronomy社の天体撮影用COMSカメラ及びオプションを2021年4月13日より発売致します。

Player One Astronomy社は、中国蘇州に拠点を置く天体観測機器メーカーで、「Player One」のブランド名の下、革新的な技術で洗練された製品を開発し、天体観測機器市場のトッププレーヤーを目指している企業です。「Player One」のプラネタリーカメラは惑星にちなんだ製品名になっており、とてもユニークです。各カメラのセンサーサイズは、例えばMarsには1/2.8型センサー、Neptuneには1/1.8型センサーというように、惑星の大きさに比しています。 これまでにない六角形のボディーに、カラーは落ち着いた色調の赤が採用されたデザインも斬新で、一目で「Player One」の商品と判別できます。革新的な機能と高い質感の製品をご提供します。

• センサーチルトプレート装備
  太陽を撮影する際などに生じるニュートンリングを軽減させるため、センサーをチルトできる機能を装備。これはディープスカイ撮像時に、よりフラットな画像を得るためにセンサーの傾斜を調整する際にも役立ちます。内部には高密度のスポンジシェーディングパッドが装備されており、外光を遮断するように設計されています。

• 256M DDR3キャッシュ搭載
  SDRAMメモリーDDR3を搭載。これによりフレームドロップを効果的に回避でき、安定したデータ転送を実現。また読み取り時のノイズを大幅に低減します。

• DPSテクノロジー
  Player OneのプラネタリーカメラにはDPS（Dead Pixel Suppression）テクノロジーが搭載されています。DSPにより自動的にデッドピクセル（ホットピクセル、コールドピクセル）が一掃されます。

• 過電圧、過電流保護機能
  過電圧および過電流を保護する機能を装備。安全性に優れます。

• HCGモード
  Player Oneのプラネタリーカメラには独自のHCGモードが装備されています。HCGモードは、読み出しノイズを大幅に低減し、低ゲインと同じ高ダイナミックレンジを維持できます。カメラのゲイン設定が80以上になると自動的にオンになります。

■主な特長
Neptune-C IIは、既存のIMX462より大きなチップ面積、高い解像度を備えたソニーの最新イメージセンサーである1/1.8型のIMX464を採用したプラネタリーカメラです。

• 高い近赤外線感度
  IMX464は近赤外光領域での感度が高い点が最大の特長です。IR685、IR850などのフィルターと組み合わせた新しい撮影スタイルをご提供します。

• 極めて低い読み出しノイズ
  IMX464の読み出しノイズは2.9e-0.7e。同じセンサーサイズのIMX178の2.2e-1.3eと比較して、大幅に低減されています。

• 高感度
  IMX178と比較した場合、IMX464のピクセルサイズ（2.9um）の方が大きく感度に優れます。

• 高フレームレート
  Neptune-C IIはフル解像度で93FPS。IMX178の60FPSを上回り、対象をより効率的に撮影できます。

■主な特長
Neptune-CはSony IMX178 1 /1.8型センサーを採用したカラープラネタリーカメラです。同サイズのIMX464と比較するとIMX178は近赤外線領域の感度が大きく異なります。一般的な惑星撮像の他、センサーサイズと高解像度を活かした太陽や月の撮像に適しています。

■主な特長
Mars-CはSony IMX462 1 /2.8型センサーを採用したカラープラネタリーカメラです。 近赤外線領域の感度が高い点が特長の、新たな惑星撮像のスタンダードモデルです。コストパフォーマンスにも優れた高性能モデルです。

• 高い近赤外線感度
  感度は800-850nmでピークに達します。非常に高い赤外線感度を有するのが特長です。